1.どんな病気?
 ★原因  
  風疹ウイルスに感染することにより発病します。潜伏期間は2〜3週間(平均16日)です。
 ★症状
  38度台の発熱と頸部から体幹にかけて拡大する赤色の細かい発疹で始まります。無熱の場合もあります。首のリンパ節がグリグリ腫れて、眼が赤くなります。発疹は3日位で消えます。
 ★合併症
  まれに髄膜脳炎、血小板減少性紫斑病(出血しやすくなる)、関節炎などを起こすことがあります。

2.家庭での療養
 特効薬はありません。発疹が消えるまでまで自宅でおとなしくしていて下さい。登校、登園許可証が必要です。学校(園)より用紙を貰って再診して下さい。

3.予防
  予防接種をして下さい。最近接種率が悪くなっており大流行が予想されています。新潟県内に住民票のある満1歳から7歳6ヶ月未満のお子さんは無料で接種できます。7歳6ヶ月を超えると残念ながら有料になってしまいます。料金は医療機関によって異なりますがので受付におたずね下さい。なお、中学生の無料接種制度はすでに廃止されております。

4.社会への影響

 風疹が問題なのは、妊娠初期(1ヶ月から5ヶ月まで)の女性が感染すると胎内の赤ちゃんに病気が発生する(先天性風疹症候群)ことです。
小さい頃予防接種した人でも20年、30年経つと免疫力が低下して不幸にも妊娠中に発症してしまうことがあります。従って自分の家ばかりでなく、よそのご家庭の不幸を防ぐためにも予防接種してない方は接種して下さい。


風疹(ふうしん、三日はしか)